創る×遊ぶ!クリエイターのライフスタイルWebマガジン「Rrose Sélavy ONLINE」は演劇関係・音楽関係の読者様も多く、よくご質問をいただきます。
そこで読者の方から寄せられた、演劇や音楽についてのさまざまなお悩みにお答えするべく【お悩み相談室】を開くことにしました。
スキルアップ・創作術・進路についてなど、専門家ならではの視点でお答えします!
今回のお悩み
まだ経験はないのですが、役者になりたいと思っています。
演劇のワークショップに参加するといいと聞いたのですが、ワークショップってどんなものなのでしょうか?また、初心者でも参加できるものですか?
そもそもワークショップとは?
もともとワークショップ(workshop)とは、 [(製作・修理などをする)仕事場,作業場/研究集会/ワークショップ (参加者に自主的に活動させる方式の講習会)]という意味。
演劇のワークショップの場合は「参加者に自主的に活動させる方式の講習会」という意味合いで使われているのではないでしょうか。
どんな内容なの?
ひとくちに「ワークショップ」と言っても、その内容は講師や目的によって様々。ざっくり分けると、だいたい次の3つの内容に分類できることが多いようです。
・基礎訓練
役者に必要な発声方法や身体作りを目的として、発声練習や筋トレ・ストレッチなど基礎的な訓練を行う。
・ゲーム形式
ゲーム(遊び)を通して、演劇に必要な感覚を磨いていく。
・実践形式
実際に演じて演技のスキルアップを目指す。台本を使うこともあれば、即興のお芝居をすることも。
前半は基礎訓練、後半は実践形式など、組み合わせたカリキュラムで行われることも多いです。
初心者にオススメなのは?
ワークショップに参加するときに大切なのは「目的をはっきりさせること」だと思います。
例えば、もう俳優としての経験がかなりあり、ある程度の基礎訓練はできていてさらにスキルアップしたいな〜というときに、基礎訓練が中心のワークショップに参加してもスキルアップには繋がりにくいです。
反対に、演技経験が全くない初心者が上級者向けの実践的なワークショップに参加してしまうと、他の参加者についていけずに何もできないまま終わってしまうことも……。
なので「参加費が安いから」「たまたま予定があったから」となんとなく参加するのではなく、主催者(講師)やワークショップの目的をしっかり確認してから参加しましょう。
特に初心者の方は「初心者歓迎」「未経験可」などのワークショップを探すと安心だと思います。
また、演技は「技術」なので、講師の質を見極めることも大切です。
・「もっと気持ちを込めて!役になりきって!」など、精神論だけの指導になっていないか
・なんとなくできた気になるのではなく、再現性のある技術をベースにしているか
残念ではありますが、未熟な指導者の場合は参加者の気持ちだけを盛り上げて、なんとなくできるようになった気分にさせて終わってしまう場合も少なくありません。
きちんと「今の演技の技術的な問題はここで、こうすれば改善できるよ」と具体的に示してくれる指導者を選びましょう。
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監修:Rrose Sélavy
執筆:編集部
(c)Rrose Sélavy