「つけまつげ」と言えば、舞台メイクの必需品。役者と客席との距離が遠い舞台では、目の表情を遠くからでも伝えやすくするためにマスカラよりもつけまつげを使うことが多いです。
そしてその「つけまつげ」は、舞台役者同士の間でもよく話題にのぼるトピックのひとつ。どこのつけまつげがよかった、つけまのりのオススメは……などなど、しょっちゅう情報交換しています。
そんなつけまつげに関して、意外とみんなが困っていたのが「つけまつげ収納」。役柄に合わせて、万一に備えて予備も……と大量のつけまつげをストックしている舞台役者としては、つけまつげをどう収納しておくかは悩ましい問題なのです。
つけま収納その①新品
私の場合、使用する前のつけまつげは基本的に買ってきたときのパッケージのまま保存しています。
パッケージごと保存してある方が、パッと見たときにどのブランドのどのまつげかが一瞬で判断できるので便利なんですよね。
つけまつげのパッケージは小さいので、ストックはまとめて保管できるようにバニティポーチを丸々ひとつ「つけまつげ入れ」として使っています。
つけま収納その②楽屋にて
とはいえ、公演の時にパッケージのままのつけまつげをいくつも楽屋に持っていくのはかさばるので、そんなときは薄くて軽い「つけまつげケース」につけまつげを移しています。
私が使っているのは薄い本のような形。外からでもどのつけまつげが入っているか確認できるので便利なんです♡
つけまつげはふとした瞬間にまつげが乱れてダメになってしまうことが多いので、公演では予備も一緒に入れておけるサイズのケースがオススメですよ〜!
問題は…
ただ、意外と複数のつけまつげが収納できてスッキリしたデザインの「つけまつげケース」ってあまり売られていないんですよね。
私の使っているケースも元々はAmazonで購入したものなのですが、2022年5月現在、もう見当たらなくなっていました……。
こうなったら、いつか舞台女優としてつけまつげ・つけまのり・ピンセットをまとめて収納できる「理想のつけまつげケース」をつくりたいという野望を抱いている私であります。
執筆・撮影:五條なつき
(c)Rrose Sélavy