皆様、こんにちは! 楽劇座の五條なつきです。
2022年12月10日、「ルーシーフラワーズ・フェスティバル/大盤振舞」が開幕し、最初の週末には2つの生配信をお届けしました!
初日からお付き合いいただいた皆様、本当にありがとうございます♡
リアルタイムでご覧いただいた方、これからアーカイブで観ます!という方、それぞれのタイミングでお楽しみいただければと思いますが、ネタバレにならない範囲で「どんな内容だったのか」をざっくりまとめてみたいと思います。
特別生配信のテーマは「観劇のコツ」
まずは12月10日にお届けした特別生配信は「もっと!観劇を楽しむコツを伝授します」。
主にこんなプログラムでした!
観劇のコツ
- 自己紹介
- 「ルーシーフェス」について
- 「演劇」とは?(演劇の3or4大要素)
- 劇場がオンラインになることでの新しい可能性
- 「ルーシー・フラワーズ」は叙事的演劇
- おとぎ話と時事ネタを取り入れる理由
詳しい内容は配信をご覧いただくとして、私は「ルーシー・フラワーズは登場人物に感情移入できない叙事的演劇である」と知って、すごくしっくりきたんですよね。「ルーシーってこう演じていいんだ、こう観ていいんだ!」と腑に落ちたというか……。
もちろん、観劇の仕方は自由です。創り手側が何を意図していようと、お客様がそれをそのまま受け取る必要はないし、それまでの人生やその時の気持ち、状態によって毎回受け取り方は変わります。だから、ある意味では100人いれば100通りの「ルーシー・フラワーズ」が生まれるんだと思います。
今日の配信は、「観劇に慣れていないよ〜」「ルーシー・フラワーズを観たことがないよ〜」という方にとって切り口を見つけるきっかけになればいいかな、と個人的には思っています。「こういう解釈の仕方もあるんだ!」という、ひとつのヒント。
もしくは「自分はこう捉えてたけど、創ってる人はこうだったんだ。へぇ〜」という、私たちとの雑談みたいに思っていただいても嬉しいな(笑)「私はこう観ました!」という感想もどんどん伝えてほしいですね。観劇に正解はないので!
文化村サロンのテーマは「脚本」
12月11日にお届けした文化村サロンとのコラボ生配信のテーマは「あなたが知らない『脚本』の世界」。
こちらはこんなプログラムでした!
脚本について
- 脚本の執筆期間
- テーマはどうやって思いつくの?
- 「ルーシー・フラワーズ」誕生の経緯
- セリフ執筆術
こちらは基本的に月に1回は新作の脚本を書き続け、同時に作曲やお稽古も進めなければいけない、という楽劇座の特殊な(?)事情もあり、一般的な脚本執筆期間と比べるとかなり短期間での作業だと思います。
役者としては、「台詞執筆術」の話が面白かったですね。脚本によって、確かに「セリフが言いやすい脚本」と「セリフが言いにくい脚本」ってあるんですよ……! それって脚本家さんがセリフの音を気にしながら書いてくださってるかどうかなんだなぁ、と改めて感じました。
来週は…
個人的に印象に残ったのは「文脈を楽しむ」という言葉。最近はネットニュースやYouTubeなどでも、全体の中からキャッチーな部分だけを取り出して紹介するのが当たり前になっていますが、本当はそのときの言葉のニュアンスや、前後の言葉まで含めて考えないといけませんよね。
目の前に提示されたものだけで知ったつもりになるのではなく、自分でちゃんと調べに行くクセをつけたいな、と思いました。
初日はちょっと真面目な(!?)テーマでしたが、今週末は「キャスト座談会」と「衣装」がテーマの配信です。新作に出演しているキャストのみんなも集合するので、ぜひ楽しみにしていてくださいね!
「ルーシーフェス/大盤振舞」にご参加いただいている方は、過去の配信も全てアーカイブ(録画)でご覧いただけます。通常は有料の「文化村サロン」も「1ヶ月無料クーポン」(すでに配布済みです!)を使えば「ルーシーフェス」期間は無料でご覧いただけます。とってもお得なチャンスなので、ぜひご利用くださいませ♪
今からチケットを購入しても、2023年1月10日までは過去配信も含めて全てアーカイブで視聴できますので、安心してご購入くださいね。
今週末にも皆様と生配信でお会いできることを楽しみにしております!
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執筆・撮影:五條なつき
(c)Rrose Sélavy