岡田徹さんを偲んで
「毎年毎年、1年が早くなる〜」と感じるようになって久しいが、ルーチューブが始まってからは更に輪をかけて1週間が「あっ!」という間に過ぎて行ってしまう。
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企画、イラスト、音楽、パフォーマンス、撮影、編集etc.3人のチームで制作しているとは言え、全てオリジナルで1日1本の動画投稿はなかなかハード。ただ、8年間に渡り毎月連続で演劇公演をやってきた訳だから、まあ、それほどこうした生活に違和感は感じない。
一応、”子供向け番組”ではあるが、基本、楽劇座でやってきた世界観とそれほど違わない。もしかしたら大人相手より、子供相手の方がしっくりきているかも知れない。
大人が考えるステレオタイプの”子供向け”にはしたくない。幼い頃の僕自身が”そのテのもの”は受け付けなかった。子供としての尊厳を賭けて大人に真剣勝負を求めたのだ。だから、僕にとっては”子供向け”こそ真剣勝負だ。別の言い方をすれば、未来に向かって自分を開いているのだ!
未来は新しい人たちが創る世界だ。でも、古い人たちが残す世界でもあるのだ。
先日、ムーンライダーズ の岡田徹さんがお亡くなりになった。僕が20代の頃、2年間、スタジオがお隣同士だったのだが、日常と創造(音楽制作)が一緒くたになった稀有な空間でご一緒できたことは僕の人生にとっての財産でもある。
当時、岡田さんは40代後半のベテランミュージシャンで、僕はクラシック畑(作曲)出身の駆け出し。音楽そのものについてというよりは、”音楽を創る”ということについて色々と教えを乞うた。その後、いわゆる普通のミュージシャンとは若干異なるフィールドで僕は音楽や演劇を創り続けているが、岡田さんから学んだことがベースになっているのは間違いない。いつか感謝を伝えたいと思いつつ・・・それにしても20数年なんてあっという間だ。
僕は”日常生活と芸術創造(例えば音楽制作)の理想的な在り方”みたいなものを念頭に、”芸術創造と社会活動の互換性”をテーマに研究活動も行っているが、その一つの理想形としていつでも岡田さんの顔が浮かぶ。もちろん、思い浮かべるのは僕が知っていた頃の40代後半のまだ若い岡田さんの姿だ。
明日の文化村サロンは、20数年前、こうした日常と創造が一緒くたになった稀有な空間で学んだことについて、岡田さんを偲びながらお話させて頂きたいと思います。
「文化村サロン」の詳細・ご入会はこちら!
こちらの内容は2月26日(日)20時〜の配信となります。
ご覧になりたい方は、2月26日19時までに下記のページよりお申込みください。どのコースでもご視聴いただけます。
生配信をご覧になれる方は、直接の質問も可能です!(ご予定が合わない方は、アーカイブ配信をご利用ください)
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執筆・撮影:関口純
(c)Rrose Sélavy