もうすぐ公開が予定されている、楽劇座(がくげきざ)初のリモート公演。
今回の作品では私めいるもイラストで参加させてもらっています! 舞台映像×イラストのコラボレーション、今からとっても楽しみですねっ♪
「そもそも『ルーシー・フラワーズは風に乗り、まだ見ぬ世界の扉を開けた』ってどんなお話なの?」と気になった方は、この記事で一緒におさらいしちゃいましょう。
描き下ろしイラストと共に、魅力をお伝えしていきますよー!
あらすじ
そこは世界の中心にして世界の果て……
緩やかな小さな村(?)の、これまた小さなお家に住む、おかしな髪型をした二人の女の子。
「前髪切りすぎた訳じゃないの、サイドが伸びただけ」と言い張る2人は、今日もお気に入りのソファの上で地図を片手に世界を旅する。(公式HPより)
舞台となるのは、童話の中のようでいて、どこか私たちの現実とリンクしている不思議な世界。
そこで楽しく自由に暮らしている、 ルー(上記イラスト右)とシー(左)、2人あわせて「ルーシー・フラワーズ」!
憧れる、2人の暮らし
舞台版では決まって、2人がパンを買って帰ってくるところから物語がスタートします。
時間に縛られる事なく、1日が「出来立てパンを買いに行く事」から始まるなんて……なんだか憧れませんか?
そしてプティ・デジュネ(朝ご飯)までの時間、2人はそれぞれ好きな事をして過ごします。
ルーは相棒のベンジャミン(猫)と一緒に日課の読書。シーは得意なお料理開始! 買ってきたバケットでタルティーヌを作りながら、ルーとのお喋りを楽しみます。
彼女たちの「好きな事のために自由に時間を使っている姿」が最高に羨ましい〜〜〜!!
物語の鍵となるのは個性豊かな相談者たち
そんなルーとシーのもとには、様々なお悩みを抱えたクライアントベイベーたち(相談者)が集まってきます。
△こちらは、ひとつめのお話でお悩み相談に来た八の字眉幸子(トッテン・トット夫人)。2人に助けられてからというもの、自分もお揃いの髪型にし、なんとか「ルーシー・フラワーズ」の一員になろうと奮闘するトラブルメーカーです。
今までのお話で相談に来たのは、桃太郎、赤ずきん、白雪姫、人魚姫、浦島太郎など。
いずれも私たちがよく知る「童話の主人公たち」!……と思いきや、既存のキャラクターとはかなりイメージが違う一面を併せ持つ彼ら。
それぞれの立場が生んだ様々なお悩みを持ち込んできました。
しかし!
どんなお悩みもルーシー・フラワーズの手にかかればお手の物! 歌って、踊って、呪文をかけて♪
一緒に過ごすうちにいつの間にかお悩み解決! クライアントベイベーたちは皆、悩みから解放され自由を手に入れるのでした。
そしてこのお話は決して他人事では終わりません。童話のキャラクターたちの悩みは、現代を生きる私たちにとっても、どこか通じるものがあるのです。
生き辛い世の中で「自由に生きるために必要なこと」とは一体何なのか。
その答えが物語の中に隠されているかもしれません!
最後に…これだけは言いたい
「『ルーシー・フラワーズ』って子供向けなのかな?はたまた女性向けなのかな?」と思っているそこの貴方……
観たらその意見、ひっくり返ります!!!
開始早々、可愛らしい雰囲気のビジュアルからは想像できないようなシーンに直面する事間違いなし!
さらに、現実世界で起きている時事問題にも容赦なく斬り込んでいく台詞の数々にきっと驚く事でしょう。
そう、これは大人の為のお伽噺なのです。
想像を超える物語、ぜひあなたの目で確かめてみてください!
次回からは「ルーシー・フラワーズ」の世界に登場する個性豊かなキャラクターたちをご紹介していきたいと思います!どうぞお楽しみに♪
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執筆・イラスト:めいる
(c)Rrose Sélavy