みなさん、こんにちは♪ イラストレーターのめいるです。
『もっともっと絵が上手くなりたい』 現状に甘んじる事なく、向上心を常に持っていたい! そんな想いから始まった、めいるのイラスト修行。
世界には数々の名画、素晴らしい絵が星の数ほどあります。これを機にもっと世界の名画に触れ、手法やヒントを学びたい。そして、尊敬の気持ちを込めてめいるなりのオマージュイラストを描かせて頂きたい‼︎
読者のみなさんもめいると一緒に世界の絵画を楽しんでいきましょう〜♪
それでは修行6日目、開始です!
本日の絵画紹介
本日オマージュ絵画を描かせて頂く世界の絵画は……こちら!
フランスの画家、ジャン・オノレ・フラゴナールの代表作「ぶらんこ」です。有名な絵なので、みなさんも一度は目にした事があるかもしれませんね!
ふんわりとしたドレスの女性がぶらんこに乗る姿が凄く優雅で可愛いイメージがありますが、実は貴族の恋愛模様が描かれているってご存知でしたか? 今回は絵画に隠された恋愛事情をめいる風にアレンジして描かせて頂きました〜!
オマージュ絵画
「ぶらんこ」(ルーver)です。
めいるはルー以外の登場人物を猫ちゃんで描かせて頂きましたが、実はこの絵画……「不倫恋愛」を描いた絵画なのです〜!!!
ぶらんこを漕ぐ少女……実は左下の茂みに隠れた男性と愛人関係を結んでいます。こっそりアイコンタクトで2人だけの秘密の愛を伝えあっているようにも見えます……。
そして、少女の後ろでぶらんこを押す初老の男性。実はこの男性こそが少女の夫なのです。
えっ! まるで親子じゃない? とも思いますが、これが当時の男女のリアル結婚事情。かなり年上の旦那さんとの政略結婚は当たり前。2人の間に恋愛感情はほとんどありません。この頃は後継を産んで責務を果たした後であれば自由に恋愛をしても良いという暗黙の了解もあったんだとか……。女性は年老いた夫ではなく、若くてハンサムな公爵に夢中なのです。
余談ですがこの絵を依頼したのは、左下に描かれている男性(サン=ジュリアン男爵)。「ぶらんこに乗る愛人のスカートの中を覗き見える位置に僕を描いて! 」というなかなかの注文だったんだとか……。
そしてフラゴナールの絵画は、とにかくリアルに細かく描き込まれているところに圧倒されます。少女のドレスの皺のひとつひとつに生き生きとした動きがあって、今にも動き出しそう〜!
また背景の森も魅力的。フラゴナールの描いた森はとにかく細かく繊細で神秘的。当たり前ですが、葉っぱを丁寧に描き込む前と後では奥行きが全然違うという事をめいるも実感致しました。
服の皺にしろ、背景の森にしろ、絵に説得力を持たせる為にはしっかりした描き込みが大事だという事が今日の学びでした。
という事で、今日の絵画修行はここまで。お付き合いありがとうございました。次回はどんな絵画に出会えるかな? どうぞお楽しみに〜!
お知らせ
めいるが描いた絵画オマージュイラストが間違い探しゲームになってルーチューブに登場します⭐︎
素敵なBGMもついて「まるで博物館の中で間違い探しをしている」、そんな雰囲気が味わえる動画になっていますよ〜♪
間違いは全部で5つ! 時間内に全部見つけられるかな? チャレンジお待ちしてます〜♡
前回の記事
【絵画】めいるの名画オマージュイラスト修行〈5日目/クリムト「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像I」〉
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イラスト:めいる
(c)Rrose Sélavy