創る×遊ぶ!クリエイターのライフスタイルWebマガジン「Rrose Sélavy ONLINE」は演劇関係・音楽関係の読者様も多く、よくご質問をいただきます。
そこで読者の方から寄せられた、演劇や音楽についてのさまざまなお悩みにお答えするべく【お悩み相談室】をオープンすることにしました。
スキルアップ・創作術・進路についてなど、専門家ならではの視点でお答えします!
第10回をCHECK
【演劇お悩み相談室】第10回/子役キャスティングの基準を知って、オーディションに受かりたいです!
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今回のお悩み
私は高校生で、将来は舞台役者になりたいと思っています。
どういう進路に進めば役者になれますか?
その1/演劇科のある大学に進学する
まず第一の候補は、演劇科のある大学に進学して演劇を専攻することです。
メリット
・学問として、あらゆる視点から演劇を学べる
・演劇を志す仲間と出会える
・大学卒業の資格を取得できる
実技だけでなく歴史などの座学やスタッフの仕事など、あらゆる視点から演劇を学べる大学もあれば、学問としての演劇を学ぶことに特化した大学などもあるので、リサーチしてみてはいかがでしょうか。
また、一般科目や他学科の授業を受講できる大学であれば、より広い視野を持って勉強することも可能です。演劇だけに偏らず知識を得ておくことは、将来の選択肢を広げるだけでなく、さまざまな役を演じる役者にとってもプラスになるでしょう。
デメリット
・学費が高額
・学校によってカリキュラムがかなり異なる
・演劇を専攻できる大学はまだ少ない
芸術系の学科の学費は高額なことも多いので、その辺りはご両親ともしっかり相談しておく必要があります。
また、学校によって先生の質や専門分野が異なるので、入学前にリサーチしておきましょう。ただし、先生や卒業生の名前だけで入学を決めるのはオススメしません。
例えば、「有名人が先生だから、その人の授業を受けたい!」という理由だけで入学すると、その先生は籍を置いているだけで、授業は年に1度あるかないかだった……というケースもよく見受けられます。
「有名人がいる=安心、充実した教育が受けられる」と思い込まないことも大切です。
その2/専門学校に進学する
より実技に特化した授業を受けたい場合は、専門学校に進むのも進路の一つです。
メリット
・実技の授業が多い
・演劇を志す仲間と出会える
大学は座学などの講義もありますが、専門学校は実技・実践が中心なのが一般的です。
デメリット
・学費が高額
・学校によって講師の質がかなり異なる
専門学校は大学以上に講師の質に差があるようです。こちらも事前にしっかりリサーチしておくことが大切でしょう。
その3/普通に進学・就職しながら役者になる
何か事情があり、演劇と関係のない学科に進学する、または就職するという方もいらっしゃるかもしれません。
そうだとしても諦める必要はないと思います。学校や会社に通いながらでも、
・演技レッスンを受ける
・劇団や事務所に所属する
・趣味として演劇を続ける
ということは十分に可能だからです。
演劇は、大学や専門学校で学べば誰もがプロになれる……という世界ではありません。むしろ、現在現役で活躍されている方は演劇関係の大学や専門学校を卒業していない方のほうが多いかもしれません。
本気で演劇をやりたいという気持ちがあれば、必ずしも演劇を学べる進路に進めなくても、道は開けます。
まずは学校や会社が終わった夜や、休日に活動できるところをリサーチしてみましょう!
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※あくまでも編集部の現時点での見解であることをご了承ください。
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