創る×遊ぶ!クリエイターのライフスタイルWebマガジン「Rrose Sélavy ONLINE」は演劇関係・音楽関係の読者様も多く、よくご質問をいただきます。
そこで読者の方から寄せられた、演劇や音楽についてのさまざまなお悩みにお答えするべく【お悩み相談室】をオープンすることにしました。
スキルアップ・創作術・進路についてなど、専門家ならではの視点でお答えします!
第6回をCHECK
【演劇お悩み相談室】第6回/子役の親として気をつけることはありますか?
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今回のお悩み
子供ミュージカル「アニー」に出演したいです。
オーディションに受かるには、どうすればいいですか?
最初のチェックポイント
その時の実力、年齢や身長によって「どうすればオーディションに合格できるか」の対策は変わってくるので、こればかりは個別にご相談いただいた方が確実です。
ですが基本的な対策は共通なので、今回はそちらをお伝えしたいと思います。
「アニー」は人気の作品なので、まずは課題曲歌唱と書類審査にパスして、実技審査に進むことが第一の目標となります。
書類審査の基本は、一般的なオーディションと同じです。担当スタッフは大量の書類に目を通す事になるので、定められた書式に従い、丁寧な字でわかりやすく書くことを心がけましょう。
もちろん歌やダンスの実力は必要ですが、芸歴が長いから、レッスン歴が長いから受かるというものでもありませんので、嘘は書かないようにしましょう。
一般的な書類審査対策
【演劇お悩み相談室】第2回/オーディション対策!写真は?書き方は?<書類審査編>
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また課題曲歌唱の撮影の際は、歌声ができるだけはっきり録音されるように心がけましょう。
・カメラに繋ぐマイクがあれば使用する
・伴奏と声のバランスに気をつける
・顔がよく見えるよう、明るい場所で撮影する
など、「顔」と「歌」がわかるように気をつけることが大切です。当たり前のことではありますが、加工アプリなどで顔を変えて撮影するなど、本人の顔がわからなくなるような映像は避けましょう。
実技審査
実技審査では、普段のレッスンで準備してきたことが発揮できるようにリラックスして頑張りましょう!
そして、あまり意識することはないかもしれませんが、意外と大切なのが審査されている時間以外の態度です。舞台はみんなで創り上げるものなので、たとえ子供でも「自分勝手に行動するのではなく、作品を創る一員としての自覚が持てるか」「他の仲間との協調性はあるか」という点もチェックされていると思ったほうがいいでしょう。
ほかの人が審査されているときや、説明を受けているとき、待っているときなども騒いだりせず、審査の一部だということを忘れずに行動してくださいね。
噂に惑わされない
また「アニー」は歴史も長く、子役界でも人気のオーディションなので様々な噂も飛び交っているようです。
その中のひとつに「毎日、朝から晩までお稽古に参加できると書類に書かないと受からない」というものがありますが、こちらは嘘。
毎年「アニー」に合格者を輩出していた関口純先生にお伺いしたところ、関口先生の教え子で「学校があるので平日は16時からしかお稽古に参加できません」と書類に書いた子も合格しているそうです。
もちろん、中には本当のことも含まれているかもしれませんが、噂はあくまでも噂。外部からの声に惑わされるぐらいなら、ひたすら自分のことに集中するのが1番です。
個別のオーディション対策も可能です
オンライン個人レッスン&相談講座では、個々の課題やレベルに合わせた丁寧な指導を受けられます。
子どもミュージカル「アニー」に毎年合格者を輩出するなど、子役の指導にも定評のある担当者がおりますので、子役のオーディション対策についてもご相談ください。
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