今更だけれども、TR808とTR-909のコンビネーションは最高だねえ。
この2台を同時に鳴らすだけで、充分に”音楽”している。
まあ、これなんかは”発見”の類だね。
”見出された”と言っても良い。
要するに誰かが気づいた訳だ。 TB-303なんかもそう。
安かろう、マズかろうでも、それを使う人間によって道は開かれる・・・まあ、その典型。
昔の機材には”安っぽい”も含めて、それぞれに個性があった。それ故の”気づき”。
今ってどうなんだろう? ”オリジナル”か”過去の名機のシミュレーション”って感じのラインナップだけど、シミュレーションはさておき、”オリジナル”の音源に関しては、昔に比べて、みんなそれなりに”出来が良い”とは思うんだけど・・・逆に何を発見すれば良いのだろう?
いろいろ考えされられる”現状”だ。
”文化”って、”エラー”によって生み出される側面を忘れちゃいけないと思うんだ。
執筆・撮影:関口純
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